【売買・土地】セットバックってなに？

こんにちは！
ＣＥＮＴＵＲＹ21　エム・エストラストスタッフセンチュリワンの中の人です🐶

ワタシは不動産から全く畑違いから入ってきたので、最初は電話ひとつとるのにもおっかなびっくりでした。特に困るのは単語がわからない😅。毎回、店舗スタッフに聞いてお答えをしていました。

その中で、印象に残っている単語が「セットバック」「のりめん（法面）」「ようへき（擁壁）」です。
本日は「セットバック」こちらをご紹介します！

セットバック＝英語で後退の意味

建築基準法では、家を建てるための土地には接道義務があり、４m幅以上(地域によっては6m幅以上)の道路に2m以上接していなければなりません。

こちらは防災・救急車両の通行などを考えた設定となっているようです。

ところが古い基準で整備された道路に面して立っている家屋は、昔の単位の1間を基準に約1.8ｍ、約3.6ｍであったりする箇所もまだまだたくさんあるそうです。クルマのすれ違いが難しい道などがきっとそうなんだなあ、と、この基準を読んだときに思いました。

このため道路幅を広くするために土地または建物の後退することを「セットバック」といいます。

行政もさすがに今家が建っているところに「建物を後退してください！」とも言えないため≪いずれ立て替えるときは土地を後退して立ててください≫という依頼をかけます。
このため、現状幅4mを確保していない道路に面している土地は『要セットバック』と表記されることになります。

注意したいポイント

セットバックとなっているお土地はセットバックした「あと」の敷地面積で家を建てることになります。建ぺい率も容積率もセットバック後の敷地で計算します。
自分で建てたい家が建てられる広さが残るのか？要セットバック物件では確認する必要があります。

セットバック幅は宅地同士が向かい合わせの場合や、向かい側が川の場合などそれぞれの事例があり、土地によって変わってきます。向かい側の宅地がすでにセットバック済みである場合など、ただ自分が購入したい土地を見ているだけではわからないこともあるため、役所の建築指導課などに確認しておくことが大切です。

その他セットバックしたお土地の固定資産税を非課税するためのお手続、セットバックにかかる費用負担等地方自治体により異なりますのでご購入を考えている地域で事前によく調査ください。

お隣がすでにセットバック済みであったり、お向かいがすでにセットバック済みですと、道路の中心線が変わってくるなどありますので、ご検討される際は不動産店スタッフにたくさん質問してみてくださいね！

土地を買う、っていうのは人生でそう何度もある機会ではないと思います。
ぜひご相談ください。
不動産のプロフェッショナルへご質問お待ちしております(^▽^)

＜参考ホームページ：SUUMO：セットバックって何？https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/chumon/c_knowhow/set_back/#tboc1＞